富士登山の準備

装備は本格的に!

tomoe023776mの富士山山頂では麓との気温差が20℃になります。山小屋内は少し暖かいですが、頂上は7月平均気温で約5℃、8月平均気温で約6℃になります。
夜明け前は0℃近くになりますので、体が冷えると体力が奪われ体調不良の原因になったり、体が動きづらくなり、怪我の原因にもなります。そんな環境には、重ね着で対応することをオススメします。山を登っていても汗をかくほど暑くなく、休憩中も寒くなく、常にベストな体温になるよう服を脱ぎ着して調節するのが服装のポイントです。
スキーウェアーなどの場合、かさばる物は不向きです。 折りたたみが楽にできるもので、重ね着がベストです。レインコート(上下別々になるもの)もお忘れなく!

近年、軽装備で富士山に挑む方達が急増しております。富士山はそんなに甘いものではありません。
装備をしっかり整え、万が一の非常食(アメやチョコ)、日差し、寒さから守る手袋、帽子、夜間を歩くためのヘッドライト、岩場にも対応でき滑らない歩きやすい靴、着替え、防寒具等を必ず準備してください。

また、雨が降った場合のレインコートは、寒い場合の防寒具にもなります。傘は、突風にあおられ大変危険ですので使用しないでください。


乾いた服(上下)を持参すること

登山には雨天が付き物です。濡れた服を着ていると低体温症や風邪を引いたりしますので、乾いた服(上下)は、必ず持参して下さい。ザック内の衣服は、袋に入れて濡れないように対処して下さい。
本八合目トモエ館では、標高が高く気温が低いため、布団が濡れてしまうと乾かないことから、お客様が濡れた状態では寝床に入ることができませんので、乾いた服に着替えていただきます。

富士登山の準備